12: PyCharmでの対話型インタープリタの使い方

前回の続きです。

対話型インタープリタの使い方

ちょっと補足のような話なんですけど、対話型インタープリタというものを解説したいと思います。対話型インタープリタというのは、以前も少しやりましたが、このターミナル(黒い画面)のことですね。

Windows:

python

mac:

python3

このようにコマンドを打ち込むと、>>> 表示されます。

このウィンドウでPythonコードを実行し、結果を表示できます。これが対話型インタープリタです。

しかし、PyCharmではこのように自分でコマンドを入力して対話型インタープリタを実行するという面倒な手続きはなしに、いきなり対話型インタープリタを開ける便利な機能があります。

以前紹介したPython コンソールです。この機能を使うとすぐに対話型インタープリタを起動できます。

PyCharmのPythonコンソールはターミナルのPythonインタープリタには無い機能があります。

例えば、シングルクォーテーションを打ちますと、すぐに閉じシングルクォーテーションも入力してくれるという補完機能です。

では、Helloと入力してENTERキーを押してみましょう。するとその結果が表示されます。

次は別のことをやってみます。

"Hello" + "World"

このように+記号で文字をつなげることができ、Enterキーを押すとすぐに結果が表示されます。

これが対応型インタープリタ(Pythonコンソール)です。

利点としては、print関数を使わなくてもすぐに結果を表示できますので、すぐに何か確認したいというときは便利です。

一方、後で扱うfor文とかif文は対話型インタープリタでは書きにくいです。

すぐにコードの結果を試すにはこちらの対話型インタープリタ(Pythonコンソール)を使う。何か複雑なことをしようと思ったときは、前回解説したPyCharmの機能を使ってデバッグ実行しながら開発するのがよいでしょう。

以上、PyCharmでの対話型インタープリタ(Pythonコンソール)の使い方でした。

プログラミング習得のコツ

プログラミング習得には肝心なコツがあります。それは必ず手を動かしながらコードを書いていくことです。

そうしないと絶対に身につきません。本を読んでなんとなくわかったような気になるかもしれません。

しかし実際にコードを手を動かしながら書いて、いろんなパターンで試行錯誤して、コードを書いてみるという体験が必ず必要です。そうしないと身につきません。

ぜひこのことは覚えていただいて、コードを一緒に書きながらレクチャーを進めていっていただければと思います。