前回の続きです。
それでは入門の儀式ということで、ターミナルの画面にHello Worldと表示させてみましょう。
プログラミングを習う時、まず画面にHello Worldと表示させるのが通例となっています。
Macの画面で進めさせていただきますが、WindowsでもMacでもPythonはほとんど同じように操作できます。
まずはターミナルアプリを開きます。そしてWindowsの場合はPythonと入力してENTERキーを押します。Macの場合はPython3と入力してENTERキーを押します。
前回もやったように、ここに >>> が表示されていればOKです。
続いてHello Worldと画面に表示させてみます。
SHIFTと数字の7を押してシングルクォーテーションを表示させます。もしくはSHIFTと数字の2を押してダブルクォーテーションを入力し、Hello World という文字をダブルクォーテーションで囲みます。
"Hello World"
ダブルクォーテーションで始まっている場合はダブルクォーテーションで閉じます。シングルクォーテーションで始めた場合はシングルクォーテーションで閉じます。
入力ができたら、ENTERキーを押します。するとHello Worldと表示されました。
おめでとうございます。Pythonに入門することができました。
では次はもうちょっと別のことをやってみましょう。
今の黒い画面で実行中のPythonのことを「対話型インタープリタ」なんて言いますが、ここで計算をすることもできます。
例えば100×100の計算をする時には、次のように入力します。
100 * 100
Pythonではアスタリスクが掛け算の×の意味になります。実行すると10000と表示されました。
次は、
a = 'Python World'
と入力してみましょう。次にENTERキーを押します。変数aの中身が’Python World’となり、aの中に入ってる文字が表示されます。これは変数というものです。変数については後で解説いたします。
このように対話型インタープリタではPythonを使って計算したり、変数に値を代入したりといったことができます。
説明はこれくらいに留めておいて、次は開発環境であるPyCharmというものをインストールしていきます。