05: Python プログラミング入門の儀式

前回の続きです。

それでは入門の儀式ということで、ターミナルの画面にHello Worldと表示させてみましょう。

プログラミングを習う時、まず画面にHello Worldと表示させるのが通例となっています。

Macの画面で進めさせていただきますが、WindowsでもMacでもPythonはほとんど同じように操作できます。

まずはターミナルアプリを開きます。そしてWindowsの場合はPythonと入力してENTERキーを押します。Macの場合はPython3と入力してENTERキーを押します。

前回もやったように、ここに >>> が表示されていればOKです。

続いてHello Worldと画面に表示させてみます。

SHIFTと数字の7を押してシングルクォーテーションを表示させます。もしくはSHIFTと数字の2を押してダブルクォーテーションを入力し、Hello World という文字をダブルクォーテーションで囲みます。

"Hello World"

ダブルクォーテーションで始まっている場合はダブルクォーテーションで閉じます。シングルクォーテーションで始めた場合はシングルクォーテーションで閉じます。

入力ができたら、ENTERキーを押します。するとHello Worldと表示されました。

おめでとうございます。Pythonに入門することができました。

では次はもうちょっと別のことをやってみましょう。

今の黒い画面で実行中のPythonのことを「対話型インタープリタ」なんて言いますが、ここで計算をすることもできます。

例えば100×100の計算をする時には、次のように入力します。

100 * 100

Pythonではアスタリスクが掛け算の×の意味になります。実行すると10000と表示されました。

次は、

a = 'Python World'

と入力してみましょう。次にENTERキーを押します。変数aの中身が’Python World’となり、aの中に入ってる文字が表示されます。これは変数というものです。変数については後で解説いたします。

このように対話型インタープリタではPythonを使って計算したり、変数に値を代入したりといったことができます。

説明はこれくらいに留めておいて、次は開発環境であるPyCharmというものをインストールしていきます。